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2005.12.24

近畿司法書士会連合会の新人研修

昨日は、近畿司法書士会連合会(近司連)の司法書士修習(新人研修)の4日目で、私は、「市民のための司法とは─法教育の視点・人権の視点」というテーマの講義のうち、法教育についての講師を担当してきました。

この講義は、近司連新人研修の冒頭の、倫理や裁判に関する業務研修の最後の2時間の講義で、前半の総まとめとしての内容でもありました。業務の場面で出会う「当事者」である市民のみなさんとの関係で、司法書士はその立ち位置をどこに置くのか考えてもらうきっかけとしたい、という講義を意図しました。前半は、司法制度改革の議論の中から提案された「法教育」に関わる視点から小牧が、後半は、専門家による相談者への二次被害防止にもかかわる「人権の視点」から奈良県会の西山弓子司法書士が担当しての講義でした。

前半の私の1時間では、「法教育」とは何かを知ってもらうこと、未来の当事者であるこどもたちを育てることに、社会の一員として、法律家としてどう関わるのかということ、そして一つひとつの個別事件の中で、当事者をどうエンパワメントしていくのか考えてほしいことを、がんばって伝えたつもりです。

近司連の各単位会の法教育担当者のみなさんからも協力をもらって、近畿各会の取り組み状況や担当者から新人のみなさんへのひとことメッセージを一覧にした資料も配付し、大阪会の法律講座の講義風景のビデオも少しですが視聴し、講師にもなってくださいという宣伝もしました。

「みなさんも、法教育の魅力にとりつかれちゃってください!」というのが、私のまとめです。

後半の1時間は、西山さんが担当して、ドメスティック・バイオレンス問題と司法書士業務との関連、DV等の人権問題に「気づく」ことの重要性、ジェンダーの視点について、高齢者虐待と地域ネットワーク結成の話、セクシュアル・ハラスメントの問題と職場環境配慮義務、プロボノ活動について、などの講義がされました。

新人のみなさんにとっては、受験時代にはどれも想像もしなかった話ではなかったでしょうか。約240人の受講生の真剣な視線を感じました。

「法教育」についての研修は、今年度の近司連定時総会で私が代議員として質問をさせていただいた「近畿全体としての講師養成研修や、研究の共有化」に関わる問題として、研修部でご検討をいただき、新人研修で研修すべきテーマとして取り上げて頂いたという経緯がありました。西山さんの人権研修も、昨年度から取り入れていただいたものです。いずれも、近畿ブロックでの講義が、全国唯一のものではないでしょうか。大切な研修課題ですから、全国のブロックや中央研修にも取り入れていただけるように、また、あちこち働きかけていきたいと思ってます。

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2005.12.14

整理整頓!のつづき

うちの事務所の「かたづけられない君」の話を覚えていますか?
今日は、彼は東京に出張中です。
どんなに訴えてもかたづけてくれない彼のいない間に、事務員さんたちが、本当に一生懸命にゴミを捨てて、きれいにかたづけてくれました。051214_173701
これは、この前の日記の場所と同じ場所の写真です。この写真の床に、事務員さんたちは「ここに荷物を置かないでください!!」という張り紙をしました。
事務員さんたちによると、この張り紙が、「最後通牒」だそうです・・。「かたづけられないなら、出張をしないでください!」「本や物を買わないでください!」とも言ってますよ。こんなかたづけ仕事は、本来の事務ではありませんよね。同僚として注意しきれていない責任の一端はあると思いますが、本当に、態度をあらためてくれないのです。どうか、みなさん、彼に会いましたら、断固抗議してやってください。お願いします。m(_ _)m

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2005.12.10

法教育公開授業の参観

今日は、文部科学省の「法教育教材開発校」の指定を受けた大阪北部の中学校で、法教育の公開授業を中心とした「地域教育集会」が開催されました。1年生と2年生は、ルールづくりを通じて法やルールの基本となる考え方を学ぶ授業に取り組み、3年生は、保護者と共に裁判官・検察官・弁護士の協力を得て模擬裁判授業をする、というものでした。そこで、大阪司法書士会法教育推進委員会の中井副委員長と一緒に参観に行き、私が1年生の授業(マンションのルールをつくる)を、中井副委員長は2年生の授業(ゴミ置き場のルールをつくる)を、それぞれ参観しました。

私が参観したクラスは、ペットを飼うことが許されているマンションではあるが、飼い方が悪くて近所の方々が迷惑をしている・・・というマンションで、みんなが気持ちよく暮らせるルールをつくるという授業でした。6班に分かれて、それぞれの班が、猫を飼う人、犬の鳴き声に悩む人、赤ちゃんが居る人、管理人さん・・・とそれぞれの部屋の住人の立場に立ち、自分の立場や意見を整理し、全体に発表します。そして、相手の言い分を聞いて考えながら、お互いが少しずつ譲り合えるルールを班で考え、全体で討論をしていくという、連続2時間の授業をしました。

この教材の原型は、法教育研究会が昨年11月にまとめた「報告書」で発表されたルールづくりの教材例です。ぎょうせいから『はじめての法教育』という書籍になっていて、ワークシートもこれを利用したものを使っていました。「法教育」でなぜルールづくりの思考型・社会参加型授業をするかと言うと、法が多様な人々が共生するための相互尊重のルールで、みんなが守れるみんなで考えたルールをつくり、これを守ることで、実は生活をより豊かにすることができるのだ、ということを認識してもらうためです。法の生まれる必然性や法の基本原理を理解してもらうことにもつながる教材です。

ただし、この教材は、中学3年生を対象として書かれたものです。
グループ討論や発表される意見、その後の全体討論を聞いていて、1年生には、少し題材が身近でなかったり、ディベート形式の討論に慣れていなかったり、ということを感じました。

休憩時間に、担当された先生にお話をうかがうと、この授業の前に、導入的な授業として、校則(制服をきちんと着ることや、学校でお菓子を食べない、など)という身近なルールを考える授業をしたので、ルールの必要性はつかんでくれたようだとのこと。でも、本番の題材については、やはり少し身近ではなかったように感じられているようで、マンションに住んでいる生徒さんもクラスで4人しかいない、ともおっしゃってました。

2年生の授業を参観した中井副委員長の話では、2年生になると、その立場の人になりきって討論するディベートも慣れてきているようで、熱が入っていたそうです。1年の差は、やはり大きいようです。研究指定校ということで、教材を大幅に変えることができなかったのかもしれませんが、ここは、生徒さんの発達段階や地域の特性を考えて、より身近に感じられる題材でのルールづくり教材を開発したほうが良かったように思いました。

さて、午後には、裁判官、検察官から、本日の講評がある・・・ということで、何を話すのかと思っていたら、裁判員制度の説明、刑事裁判の話・・・。せっかくルールづくりを学んだ生徒さんたちがいるのに、その授業にどんなねらいや意味があったのか、というお話をしてあげて欲しかったと思いました。模擬裁判に取り組んだ3年生にとっても、そのそれぞれの場面の意味をくわしく講評してあげて欲しかったです。とても中学生に「わかる」説明ではありませんでした。かろうじて、弁護士さんが、刑事裁判は、犯人はきちんと処罰しなければならないということと、無実の人を間違って処罰してはならないということが、大切な2つの柱で、どちらも行き過ぎてしまうと困ったことになる、だから・・・・という、中学生にも分かりやすいように刑事裁判の本質の話をされました。そうそう、こういう話を、ルールづくりを学んだ生徒さんたちのためにも、してあげて欲しかったと思います。
「法教育」は、裁判官や検察官の宣伝の時間ではありません。授業を受ける主人公は、こどもたちです。

午後からは、ブラスバンド部の演奏、生徒さんたちの合唱、ダンスと、久しぶりに素晴らしい行事を見せていただきました。ちょっと得した気分です。いつもの高校生のみなさんとはちがって、まだまだかわいい中学生のみなさん。今日は、本当にありがとうございました。

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2005.12.09

法教育の論文のご紹介

国立国会図書館の雑誌に 『レファレンス』 というのがあるそうです(実物を見たことがないのですが・・・)。
国政課題の経緯、論点や関連の外国事情等に関する論文等を掲載した月刊誌だそうです。

この657号(2005年10月号)に、同図書館の文教科学技術課の江澤和雄さんという方が、「学校教育と『法教育』」という論文を書かれているという情報を教えてもらいました。

国立国会図書館のホームページ、刊行物コーナーから、pdfファイルで閲覧が可能です。
98~99頁あたりに、司法書士の法律教室活動などの法教育の取り組みを紹介していただいてます。
私たち司法書士が知らないところで、いろいろな方に注目をいただいているのは、とてもうれしいことです。

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2005.12.05

仙台の旅の帰りに

今日午前に仙台を出発して、新幹線を乗り継いで帰ってきました。
昼間はとても天気が良くて、私はまったく知らずにぼーっと車窓の風景をみていたのですが、東北新幹線が大宮に近づいた時、前方に富士山みたいなきれいな山が見えました。「えーっ?、あれ、富士山??」あわてて、車内の東北新幹線の広報誌の地図のページを探してみると、やっぱり方向もあってるし、ああ、こんなところから見えるんだぁ・・・と、おどろいてしまいました。(間違いないですよねぇ?)
東海道新幹線に乗り換えてからも、これまで、全然気が付かなかったのですけど、品川を過ぎたあたりでも見えていて、富士山って、あちこちから見えるんだぁ・・・と、やたら関心してしまいました。

で、思い出したのですが、そういえば、私が富士山を初めて新幹線から見たのは、学生時代に仙台に合宿に行った帰りに、早朝の新幹線で帰阪した時だったなあと。ちゃんと覚えていないのですけど、2年生の11月だったから、まだ東北新幹線じゃなくて、夜行で上野に帰ってきて、早朝の新幹線に乗った記憶で・・・違っていたかな?ちょっと自信がないけど。

あの時は、直前にちょっとつらいことがあって、出発前に銀閣寺を一人で見に行って、赤い紅葉が苔の上に散ったすごいきれいな庭に感動して、近くの京都大学の先輩の下宿に泊めてもらっていろいろな話をして少し元気になって、翌日、すごい時間をかけて仙台まで合宿に行って・・・その帰り道でした。

あの時も、ぼーっと車窓の風景を見ながら、そういえば富士山ってどれかなあ、どこから見えるのかなあ・・・と考えていて・・・今思うと駿河湾に出たあたりだったんでしょうね・・・その時、あっと思うような高さに、朝日に輝く富士山の頂上が見えたんです。そうそう、いつも見ている金剛山が高い山のイメージだったから、それよりずっと高いところに頂上があるのは当然だったのに、すごい低いところを探していたんですよね。

その少し前に、ある本で、こんな文章を読んでいました。うろ覚えですけど・・・
─こっちに富士山が見えるはずだと、船客一同、デッキでしきりに目をこらすが何も見えない。船員が「もっと高く目を上げて! そんなところじゃない、もっと高く、もっと高く!」 一同がえっと思うくらい思い切り見上げてみると、思いがけない高さに富士山の頂が見えた─

何げに読んだだけだったその文章のことを、その輝く富士山を見て、衝撃的に思い出しました。
─そう、もっと高く、もっと高く、顔を上げて!─
出発前に、すごく落ち込んでいた私は、その時、なんだか希望がわいてくる気がしたんです。
─もっと高く、顔を上げて!─
青春ですねぇ。若かったなあぁ・・・。

・・・あの時も、仙台の帰りだったよなあと、あの時のように、朝日に輝いてはいなかったけど、太陽の光をあびてきれいに立つ富士山を見ながら、今日は、懐かしく思い出しました。
051205_121902という話にぴったりの写真が撮りたかったけど、
携帯の写真なので、こんなピンぼけです(^_^;) 

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2005.12.04

ジェンダー法学教育関連懇談会

ジェンダー法学会学術大会の2日目です。今回、仙台まで出かけた一番の目的は、たった50分間ですが、今日のお昼休み中に開催された「ジェンダー法学教育関連懇談会」に参加することでした。

学会の方は、法学部やロースクールで、実際にジェンダー法学を教えておられる学者や弁護士の方がほとんどです。ですから、今巻き起こっているジェンダーバッシングも背景に、これから法曹となるロースクールの学生のみなさんに、選択科目ではない必修科目としてのジェンダー法学を学んでもらわなければと、強い危機感をもって、今回の懇談会が企画されたようです。

ロースクールの充実が重要かつ緊急だということは、とてもよく分かっています。しかし、ジェンダー法学という法律学の最先端の研究成果を、学者と法曹をめざす方だけのものにしていてはいけないと、私は思っています。高校を出て社会に出て行くこどもたち、法学を学ぶ機会のない一般の方々にとっても、ジェンダー法学で研究されている成果を、「科学」として、「法教育」を通じて、伝えていきたい、そのための教材の工夫、手法の工夫をしたい、というのが、私が今、一番考えているテーマで、ジェンダー法学会でも、是非、そのような研究をしていただけないか、というお願いがしたかったのです。それで、浅学非才をかえりみず、福島会の高橋文郎司法書士と共に突撃発言をしてきました。

「法教育」のことと同時に、私たち司法書士は、市民に身近な問題を通して司法の場に関わる法律家ですが、ロースクールを経ているわけではありません。私のように、法学部の出身でない者もたくさんいます。他にも、家事調停委員など、司法に関わりながらも、ジェンダー法学を学ぶ機会が十分に保障されていない法律実務家が現に存在するのですから、こうした専門家に対するジェンダー法学教育にも、視点をもっていただけないか、ということも発言させていただきました。

ところで、今日の午前中の若手研究者による研究報告のひとつに、「女性に関する人権保障と当事者主体の人権救済」というものがありました。法政大学の大西祥世先生の発表です。ちょうど、おとといの大阪弁護士会のシンポジウムのテーマ「人権擁護の地域社会システム」で討論をした問題とも重なる報告で、日本の司法に「被害者の救済」の視点がないこと、この問題の解消に向けてのADRの役割やネットワークの必要性、NGOによる当事者に寄り添って解決にあたる手法の大切さなど、伴走者型職能をめざす司法書士にとっても示唆に富む報告でした。大西先生にも、当事者を大切にしている司法書士のこと、当事者自身のエンパワーに欠かせない「法教育」のことも、今後の研究で深めていただけないかとお願いをさせていただきました。

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2005.12.03

仙台に来てます&「ベアテの贈りもの」

昨日とはうってかわって、開放感に浸っています。早朝の新幹線で、仙台で今日から開催されているジェンダー法学会第3回学術大会にきていて、今、ホテルでゆっくりしてます。
シンポジウム開催時刻にあわせてゆっくり来てもよかったんですが、プレ企画として、「ベアテの贈りもの」の上映会があるということで、大阪での鑑賞の機会を2回も逃していたので、今回こそ見なくては・・と、がんばって早起きして来ました。(飛行機は怖くて乗れないのです・・・みんなにばかにされてますが・・・)

ベアテ・シロタ・ゴードンさんは、ピアニストのレオ・シロタさんの娘で、ベアテさんが5歳の時(1929年)、山田耕筰がレオに日本のピアニストの養成に力を貸して欲しいと招聘し、一家で日本に来られました。ナチスの台頭の時期で、ユダヤ人でもあった一家は、日本で暮らすこととなります。ベアテさんは、太平洋戦争の前に一人でサンフランシスコの大学に入学し、戦後両親と再会するために、GHQの職員となって来日しました。
ベアテさんは、日本で成長し、日本の文化も知り、日本語の通訳もできることから、日本国憲法草案起草委員会のただ一人の女性となり、人権─特に女性の権利についての草案を書く仕事をしました。彼女が起草した原案の中から、第24条(両性の平等)と第14条(法の下の平等)が採用されたのです。ベアテの贈りものとは、日本の女性に対する憲法のこの条文のことです。

「ベアテの贈りもの」は、ベアテさん一家の話を中心に、日本の戦前・戦後の男女平等実現に向けて闘った様々な女性のことを、証言構成のドキュメンタリーで伝える映画です。市川房枝さんのこと、赤松良子さん、緒方貞子さん・・・・ワーキング・ウィメンズ・ネットワークと住友裁判の原告のみなさんの証言もありました。多くの女性の努力の上に、今の(まだ不十分かもしれないけれど)男女平等があり、それは私たちが引き継ぎ、守り、育てていかなくてはならないんだ、ということをすごく感じました。

で、なんと、上映会にお仕事でおつきあいをいただいている大阪の女性弁護士さんが2人。あらあら・・ということで、1日目の学会終了後、3人でお食事会をしました。外は小雪がまっていて・・・仙台は初雪だそうで?・・・いろいろな話をして、おなかがいっぱい。久しぶりに、のんびりとした時間を過ごしています。

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2005.12.02

大阪弁護士会のシンポジウムにて

12月2日午後6時から、大阪弁護士会の第5回人権賞授賞式にあわせて、「人権シンポジウム2005 地域からの創造─人権擁護の地域社会システム」と題するパネルディスカッションが開催されました。NPO団体のお二人と大阪府人権室の課長さん、大阪法務局人権擁護委員さん、大阪弁護士会人権擁護委員会副委員長さんと共に、なんと!、大阪司法書士会にも活動報告の機会をいただきました。人権委員会の取組みをアピールして、是非ネットワークに参加してくださいとのお話で、人権委員会委員長として、私がパネラーをさせていただきました。小さな集会でのパネラーの経験はありましたが、こんな大舞台は初めてで、所属の企画法規部長と相談をして、資料を作ったり、発言を準備したりと、ここしばらく大騒ぎでした。
大阪弁護士会のシンポジウムというと、すごい人数が集まる!と、ものすごく緊張していたのですが・・・今回は、ほどよい人数で、正直ホッとしましした。でも、NPOの方(スクール・セクシュアル・ハラスメントの相談活動をされている方、外国人労働者の人権を守る活動をされている方)と、人権賞を受賞されたホームレスに寝袋を配る支援をされている方の話、大阪府の人権相談に関する取組みのことなど、中身がすごくいい話でしたので、もっと大勢の方に聞いていただきたかったな、と思いました。

私は、大阪司法書士会に人権委員会ができた経緯、司法書士の業務や伴走者としての業務姿勢といった特性を知っていただき、こんなことはできないのかという投げかけをどんどんしてほしい、その中で、きっとこれならできますよ、というものが見えてくること、そして、人権教育でも「法教育」を取り入れる大切さについて、訴えさせて頂きました。

みなさんのお話を聞いていると、人権侵害を現場で生で肌で感じている方も、公共機関で相談活動をされている方も、弁護士、司法書士という法律家も、それぞれが問題意識をもっていて、でもそれぞれが何をしているのかよく知らなくて、実はつながりあいたいという要求があるのだということが、とてもよくわかりました。

弁護士会の人権擁護委員会委員長さんが、「顔が見える関係がなかったんだ」という言葉を使われました。そうそう、これは、今、私が高校の先生方とこどもたちによりよいものを伝えるために、外部の専門家と教師との「顔が見える関係」を作ろうよ、と呼びかけてまわっているのと、まったく同じことなんですね。
「人権擁護の地域社会システム」という討論テーマを示されたとき、何それっ?と固まってしまった私がいましたが、お互いの役割、特徴を知り合って、問題点も指摘しあって、その中から、よりよい方法を考えていく、そのような「顔が見える関係」をつくるということだったんだなと、パネルをしながら分かってきました。

シンポジウム終了後、大阪弁護士会人権擁護委員会のみなさんと、NPOのみなさん、大阪司法書士会からは、私と企画法規部長が参加して、なごやかな懇親会がありました。司法書士のこと、いろいろ分かったと言っていただけて、そんなに知られてなかったのねと改めてがっかりもしましたが、でも、この取組みが、ネットワークづくりの第一歩になったなと、いや、そうしなくてはという思いも強くしました。

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