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2005.11.27

秋の京都散策

本当に珍しく、娘が一緒に京都に紅葉を見に行きたい!・・・なんて言い出すもので、超過密スケジュールの合間をぬって、京都に出かけてきました。

出町柳からバスに乗って・・・と思っていましたが、甘かった!
やはり、日曜日に秋の京都を見に行くのは間違いでした。バス停は、長蛇の列で、バスは超満員・・・。

結局、出町柳から銀閣寺まで歩いて・・・娘は、「京都大学」を見て驚いたり・・・、それから法然院に回って、哲学の道から錦林車庫前を通って、丸太町通で昼食。それから、清水寺まで(さすがに、タクシーで)移動し、清水寺随求堂の胎内めぐりで親子でびびりまくり?、舞台からずーっと回って、三年坂から八坂神社まで歩き、四条京阪から帰って来ました。

銀閣寺から法然院を回って、哲学の道を南禅寺までとか、知恩院や清水寺のあたり・・というのは、学生時代から私が大好きなコースで・・・・学生時代は、サークル活動で、大阪から京都大学によく行ったので、このあたりはよく行きました。思い出いっぱいで、その後も、京都というと、このあたりに何度も行ってます。

けど、今回は、ずいぶん久しぶりで、坂道や石段に、ちょっと「年」を感じてしまいましたぁ。足が疲れて、くたくたです。足が、笑ってます・・。明日から、仕事できるかな?

京都の紅葉を、へたな写真ですけど、サイドバーにアップしました。仕事の疲れ休めに(なるかな?)、よかったら見てみてください。

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2005.11.25

たまには、テレビの話?

ここんところ忙しかったので、本当に久しぶりに、テレビドラマをゆっくり見ました。「女の一代記シリーズ、瀬戸内寂聴」です。寂聴さんのことは、すごい恋愛をして、子どもを捨てて家を出て・・・といったことを、断片的には知っていたのですが、こうしてドラマとして見てみると、本当にすごく激しい人だったんだなあと・・・宮沢りえちゃんも、すごい演技だなあと・・・、結構、真剣に見てしまいました。

宮沢りえちゃんのセリフを聞きながら、「・・そうやよなあぁ。人を好きになる気持ちって、止められないもんなあぁ・・」とつぶやいて頷いていると、横で別のことをしていた娘が「ふっ!」って笑うんですよ、まったく!人をばかにしやがって!

ということをちょっと書きたかったもので。・・・・まったくの余談でした。

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2005.11.24

またまた「高校生法律講座」

今月は、これで私は4校目の「高校生法律講座」のため、今日は、大阪の南西部にある府立高校まで出かけてきました。今日のテーマは、悪質商法です。

今日は、3年生6クラスで、それぞれのクラスに司法書士が1名ずつ。アポイントメント商法を題材にした寸劇に取り組んでもらいながら、悪質商法とこれにまつわる借金や保証人の話をさせていただきました。私たち司法書士による授業は1時間だけですが、この授業を踏まえて、次の時間に悪質商法に関するビデオを視聴して、それに基づくワークシートに挑戦するという授業に、学校の先生方が独自に取り組まれるということでした。
こういう形もいいですね。

私は、契約の基本を説明して、悪質商法が、自分でゆっくり考えて決めるということをじゃましてしまう契約だということをよく説明し、そのことを踏まえて、ビデオをよく見て、自分で見破ってみてね、というようなお話をしました。

さて、アポイントメント商法で、電話で呼び出される被害者が、「友だちを連れて一緒に行っていいですか」と業者に聞くと、「いえ、一人ずつに担当をつけるので、一人で来てください」という会話が出てきました。ここで、「みんな文化祭で模擬店とかやった経験ないかなあ?」と聞いてみました。すると、なんと前日がこの学校の文化祭だったそうで、このクラスのみなさんは、ホットケーキ屋をやったそうでした。
「どのくらいお客さん来たの?」「・・・・いっぱい」「お客さんの呼び込みとかしなかった?」「した、した」「たくさん人がいるところに行って、いっぱい引っ張って来なかった?」「した、した」「いっぱい人がいるところで、お客さん一人だけ来てくださいって、一人しか連れてこないとか、そんなことせんかったんちゃう?」「うん、みんなひっぱってきた」「そうや。普通のお店やったら、お客さんがたくさん来てくれないと、もうからないから、友だちと行くと言ったら歓迎されるやん。一人で来いというのは、友だちと相談をさせない、相談したり考えたりというところをじゃましているというキーワードやで!」
という説明をしました。ここんところは、みんな、すっごく聞いてくれてました。

ということで、私が高校生法律講座の担当をするのは、年内はこれで終わりです。年明けに、もう少し行かせていただくことになってますが、今月の取組みはどれも面白かったので、しばらくは、これらの講座の総括に時間を使おうと思ってます。

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2005.11.23

「法教育」の授業プラン

昨日は、日司連の初等中等教育推進委員会の会議でした。

昨日の会議では、いろいろなことを協議したのですが、その中で、とても気になる情報がありました。仲間の委員の一人が、「法教育」についての文部科学省指定研究校の一つに授業参観に行ったそうです。その中学校で、裁判官、検察官、弁護士が公開授業をすることになったからです。法律家のみなさんは、ご自身では「法教育」の授業をしているつもりだったと思うが、法教育研究会の「報告書」を読み、「法教育」についてのある程度の理解をしたうえで参観をした者から見ていると、あれは、裁判員制度「広報」教育でしかなかった、生徒さんたちは「固まっていた」という仲間の委員の感想でした。

なんだか、「報告書」が示した「法教育」の本質が忘れ去られそうで、わかっている人たちが、いろいろな授業プランを示して軌道修正していかないと、「法教育=裁判員制度広報教育」という間違ったイメージが、学校現場で固定化してしまうのではないか、と、議論が進みました。

そこで、私たち「法教育」の本質を学んでいろいろ意見を持っている司法書士は、教育系の雑誌なんかに、小論文や実践例をどんどん出して、批判や議論を巻き起こして、現場の教員のみなさんに議論を深めていただくきっかけをつくったり、「高校生に司法書士が伝えたい! 1時間の授業」的な書籍も作りたいね!・・・というような話もしました。

でも、司法書士って、教育雑誌を知らなくて。投稿なんかも受け付けてくれるんでしょうかね? もしも、読者のみなさんで、こんな教育雑誌があって、掲載してくれるよ、という情報がありましたら、是非、教えてくださいね。

書籍の出版は、日司連事業とできるのか、有志の企画になるかは、もう少し検討をしていくことになりました。

それから、先日の大阪での法律講座の様子を撮影させていただいたビデオの視聴をしました。(1)まだ、講師活動をしたことがない司法書士が見れば、学校へ行くイメージと、そこで何をどう伝えればいいかがつかめるもの、(2)学校関係者に見ていただいて、司法書士がどんな授業をやりたいと思っているかを理解してもらえるようにプレゼンテーションをする際に使える5~10分程度のプレゼンビデオ、の2種類を作れないかと協議中で、その参考としての視聴でした。
こちらも、事業化についての結論がでるまでには、まだ時間がかかりそうです。

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2005.11.22

今、新幹線の中です

今日は、日本司法書士会連合会の委員会会議で、東京に出張です。このところ、超過密スケジュールで、昨日も福岡の友人に「いつ眠ってるの?」と言われる始末。自分でもいつやろう?という感じでしたけど、疲れがどっときたようで、今朝は、家を出る予定をしてた時間の10分前まで目が覚めず、新幹線に乗り遅れそうでした。やばかったあぁ!

大あわてで、持ち物チェックをしないで出たので、イヤホンを忘れて、新幹線の車内放送の音楽が聞けません(>_<)・・・! ということで、今日は久しぶりに車窓の風景を見て、癒されてみたいと思います。・・・と、思っていたのに、雨やんかぁ! かさも忘れたよぉ(>_<)

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2005.11.18

社会科の先生たちと取り組んだ「高校生法律講座」

今日は、大阪東部の府立高校の1年生を対象に、「現代社会」の授業の一環として、「高校生法律講座」を実施しました。テーマは「悪質商法」にひっかからないためにどうしたらよいかです。

今回は、社会科の担当の先生が3人と、司法書士講師が4人。高校のご協力をいただいて、8クラス全部の授業が午前中4時間の間に収まるように、時間割を調整していただき、1クラスだけを対象とした授業を4つ、2クラス合同の授業を2つ、司法書士と教師のペアもいろいろ交替をして、お互いの見学もしあって、実施しました。事前に、3人の先生とはいろいろ打ち合わせもさせていただき、この子たちにはこのテーマというのも、その話し合いの中で決めさせて頂きました。こんな風に、授業の一環としての取り組みとわかってやらせていただくと、こちらも目的がわかってとてもやりやすいと思います。

事前授業として、各先生が各クラスで1時間ずつ、契約ってなに?、どんな悪質商法があるの?、司法書士さんに聞きたいことはある?・・・といった授業に取り組んでいただきました。

今日の授業では、前の授業で契約について勉強したよね?ってところから、契約=お互いが自分でよく考えて自分で決めた約束だから、守る責任があるし、責任をはたすことで、権利が実現する・・・というところを確認しました。ところが、悪質商法の契約では、よく考えさせない、無理やり決めさせる、というところが問題なんだ・・・ということで、キャッチセールスの寸劇に取り組んでもらいながら、悪質商法に共通する手口や、どこで断ったら断りやすいかを考えてもらうような解説を加えていきました。みんな、いろいろ考えてもらえたかな?
最後に、そうして注意していてもひっかかってしまったときのためにと、クーリング・オフの通知を書く練習(作業)をしたり、質問に答える時間をとったりしました。

いつも他人の授業まではなかなか見学する機会もないのですが、それぞれの司法書士の個性も見られたし、社会科の先生方もそれぞれに個性的で、勉強になりました。講座の修了後、社会科の先生のお一人と司法書士とで「反省会」もしました。これも、めったにできないことで、黒板の使い方だとか、プリントの工夫だとか、いろいろお話することができました。

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2005.11.13

ショップ・シリング国連CEDAW委員の講演

昨日は、午前中は高校の授業見学でしたけど、午後からは、ドーンセンターでワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN)の講演会に行きました。
ショップ・シリングさんはドイツの方で、国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)の委員をされてます。CEDAWは、女性差別撤廃条約に基づき設置されている委員会で、2003年には、日本政府がCEDAWから「直接及び間接差別を含む、女性に対する差別の定義が国内法にとりこまれること」など、多くの勧告を受けています。

ちなみに、この「最終コメント」という勧告が出されるにあたっては、日本の多くのNGOが日本でも国連でもたくさんのレポートやロビー活動を展開して、多くの成果を得たのです・・・という話は、赤松良子・山下泰子監修・日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク編『女性差別撤廃条約とNGO─「日本レポート審議」を活かすネットワーク』(明石書店、2003年)を参照ください。

男女雇用機会均等法の改正に「間接差別禁止」を明記させることなど、多くの改善要望を掲げて審議会傍聴・ロビー活動を重ねているWWNですが、ショップ・シリングさんをお招きして、間接差別についての考え方や、政府や企業側の言い訳の間違い、均等法改正のための今後の政府、各省庁へのロビー活動のアドバイスなど、様々なお話をしていただきました。・・・お話は「英語」です。通訳の方はいらっしゃいましたが、熱弁をふるわれるので、通訳の方もたいへんでした。(・・・でも、「英語」の段階でも理解している方もたくさんいらしたようで・・・うらやましいなあって思いました。)

私は、ショップ・シリングさんのお話を聞くのは3回目です。何度お目にかかっても(英語ができないので直接にはお話したことはありませんけど)、すごく輝いていて確信に満ちている素晴らしい女性です。いつも勇気をいただいてます。

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2005.11.12

公開授業の参観

今日は、大阪北部の府立高校で、3年生選択科目「政治経済演習」の公開授業があり、見学に行ってきました。
この授業は、春から、高校の先生たちと法律専門家で検討を重ねてきた「労働をどう教えるか」という法教育の研究会で作成したプランに基づいて取り組まれている6時間連続授業の5時間目にあたります。

授業は、担任の先生が指導をして、アルバイト先で、こんなことを言われたのですが・・という何人かの質問が書いてあるプリントと労働基準法抜粋プリントを基に、グループで話し合いをして意見を発表し、法律専門家として担任の先生をサポートする弁護士さんが、これはこう考えるのが正解です・・と解説をして進みました。

「喫茶店が倒産してしまって、まだ給料が振り込まれてません!」という相談・・。
生徒さんから、「会社は、倒産するとわかった時点で、従業員の給料は確保すべきだ!」という頼もしい意見が出ました。すると、「でも、現実に会社にお金がないともらえないでしょ?」という意見もでます。弁護士さんから、「この相談は、とても悩ましい。考える視点は二つ。第一は、働いた分だけ給料はもらえる=支払われるべきであるという原則の問題。第二は、実際に払ってもらえるかという現実の問題。」と解説が続きます・・・。

グループ討論もしっかりできる生徒さんたちで、横で聞いていると、いろいろ意見が出ていました。話し合いをしながら、労働基準法抜粋プリントから「あっ!、ここに書いてあるやんか、これとちがうん?」と関連条文を見つけたり、「あっ、これうちのお父さんもやってるわ」というような発言が出たりもしてました。別のグループでは、残業の割増賃金の話で、「わあ、何千円ももらってなかった!」と自分の時間給の計算をしていた生徒さんもいたようです。

具体例から自分たちで解決方法を考える、そして法律がどうなっているかを確認する。生徒さんたちも熱心に取り組んでいる授業になっていたと思います。プロの教員が授業を進め、専門家の弁護士がサポートする、いい形の法教育になったと思います。

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2005.11.10

契約と労働の法律講座

今日は、大阪南部の府立高校の3年生のクラスで、学校の先生方と司法書士の協力授業型の法律講座をしてきました。7クラスに7人の司法書士がそれぞれ1人ずつ入り、2時間連続の「総合的な学習の時間」の授業として実施させていただきました。

1時間目は、「契約って何だろう?」ということで、私から「契約」についての説明をさせていただき、学校の先生がそれを踏まえて「契約クイズ」を出題し、生徒さんが答えを考えて、先生と私が解説をする・・というふうに進みました。(・・・一応、契約って、身近な問題なんだな、という雰囲気をつかんでもらったかな?・・・という前提で・・・)

2時間目は、司法書士が講師です。「契約って何だろう?」についてもう一度確認をして、仕事やアルバイトも「労働契約」という契約なんだよぉ・・・、というとことを確認。就職する前=労働契約を結ぶときに、十分に契約内容を確認しないと、「就職商法」という悪質商法にひっかかることもあるんだよ、という前ふりで、生徒さんに寸劇に取り組んでもらいました。

労働契約が、特別な契約で、労働基準法などいろいろな法律で労働者が守られていること、などを説明、続いて、就職した後におこる様々なトラブルで、どんな相談があって、どうしたらよかったんだろう、ということを解説していきました。

アルバイトをしている生徒さんが多いらしくて、2時間目は、話の途中で「不規則質問」が飛び交って、それに回答をしているうちに時間が足りなくなって、まとめのところの、話し合いや労働基準監督署でも解決できなかったときに、裁判を利用してもいいんだよ、というところが説明できませんでした。

でも、生徒さんの生の質問には、できる限り答えられた・・と思ってます。2時間目の話は具体例も多かったからか、1時間目よりも寝ている生徒さんが減って、結構集中して聞いてくれていたみたいでした。まあ、こんな感じの授業もよかったかな?と思ってます。生徒さんの感想はどうだったでしょうか?

他のクラスに入った司法書士の話では、うちのクラスのように活発に質問が出たクラスと、シーン・・となったクラスがあったようです。こちらの学校では、2月に2年生対象の授業(今度は悪質商法がテーマです)も予定しています。

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2005.11.06

会社法の研修会

今日は、同志社大学法学部の森田章先生をお招きしての、大阪司法書士会の3回シリーズの会員研修「新会社法について」の第1回目でした。

実は、水曜日からずっと風邪ぎみでぇ~・・ヨロヨロ・・昨日の和大祭も調子悪かったのですけど、暖かかったからなんとか大丈夫だったんですが、今日は雨降りで寒くって。気持ちが悪くなったらすぐに脱走!?・・退席できるように、一番後ろの出口に近い席に座って、のどあめをなめながら、ちょっとお行儀悪い受講生をしてました。

何度も書いているかもしれませんが、今度の会社法の制定(施行は、来年の5月くらいらしいですが、まだ決まってません)は、今までのものとはまったく異なる新しい法律が作られた、と考えた方がよいということで、学者や司法書士のような専門家でも、全体像をつかむのは一苦労、という状況です。今日の研修会も、大阪会のみなさん、大勢参加していただいてました。

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2005.11.05

和歌山大学大学祭で

051105_125401和歌山大学では、本日と明日の2日間、「和大祭」が開かれています。今日は、大学祭実行委員会と和歌山県司法書士会の共催シンポジウム「イマの『生きる力』って!?─生きる力となる法教育」という催しが開催されました。日司連の初等中等教育推進委員会から高橋文郎委員長と私が、お手伝いに行かせていただきました。高橋委員長が基調講演をして、私と和歌山県会の司法書士、学生さんの代表お二人と、大学の学生支援課の課長さんがパネラーとなって、法教育のこと、消費者被害のこと、訪問販売を撃退する方法、高金利のこと、などなど、学生さんの疑問にも答えながら、寸劇やクイズもはさんで、いろいろなお話をさせていただきました。

・・・・と、ここまでは予定どおりですが、「なんと!」先日の日司連・消費者被害救済実務セミナーの際に「消費者教育分科会」の講師としてご協力をいただいた、広島修道大学の柏木信一先生が、当日の予定が突然キャンセルになったのでと、ふらっと?会場にお立ち寄りくださって、飛び入りでパネラーもお引き受けいただき、おもしろいお話をたくさんしてくださいました。・・・・やっぱり、おもしろい先生です。

大学祭なんて、何十年ぶりでしょうか???
もぎ店でお食事もしました。すごくからいやきうどん、冷たいホットドック、これで200円!だって!?というかわいいミニドーナツ・・・、と、なんだかすごくぼったくられた気がしないでもないのですが、久しぶりに若者ばかりの大学で、暖かい秋の日をすごさせていただきました。

和大祭は、明日もやってます。

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2005.11.01

「法の支配」をテーマに法律講座

ついさっき帰宅したところですが、バスをおりると、目の前の夜空に私の大好きなオリオン座の三つ星☆☆☆!
いよいよ、11月。冬の星座もこんにちはっ!・・・という季節になりましたね・・・。

11月は、大阪司法書士会が実施している「高校生法律講座」の申込が、一番重なる時期になります。講師団は、今月フル回転に近い状態だと思います。本日も2校で開催で、うち1校の府下の商業高校に、私が講師でおじゃましてきました。今日は、大阪司法書士会の法教育推進委員会副委員長によるビデオ撮影・・・という緊張もある中で?、3年生の「公民総合」という選択科目の受講生15人くらいの生徒さんを対象に、法律講座を実施してきました。

「公民総合」の受講をされている生徒さんたちは、1学期からこれまでに、日本国憲法の三大原則、人権や民主主義、法の支配、権力分立といったことを勉強されていました。これを踏まえて、「法の支配」が、身近な生活の中で、具体的にどのように活かされているのか、法律って身近な問題なんだよ・・・というところを、仕事やアルバイトの問題を例としてお話する、という授業をまかされました。

Aさんが、「突然「クビ(解雇)だ!」と言われたが、納得できません」と言っているという相談事例をもとに、考えてみました。

5人のいろいろなAさんの言い分と、5つの会社の言い分について、自分がAさんでもそう思うとか、いやそれはAさんが間違いだ、とか、その会社の言い分は正しいか間違っているか、とか、自分で考えたりまわりと相談をして○×をつけてもらいました。たとえば、「遅刻したくらいでクビだなんて」という言い分があったのですが、生徒さんたちは全員、それはAさんがクビで当然と答えてくれたのには(みんな、仕事にそれだけ責任を感じてくれているんだあ・・えらいなあぁ)と、びっくりしました。・・・本当は、その遅刻が少し指導して改善されるのか、会社に損害を与えるほどなのかとか、客観的に合理的な解雇理由になるかどうかを、いろいろ検討する必要があって、この発言だけでは結論がだせない問題だったんですけどね。会社の言い分でも、それは会社の言うとおり、いやそれでは労働者に気の毒、と意見が分かれるものがあって、労働者の働く権利と、会社(経営者)の営業の自由との調整が、なかなか難しい問題だということを、ちょっとでも感じてもらえたかなあ?

では、日本国憲法では、この難しい問題について、どんな権利を保障しているのか、その憲法に基づいて、どのような法律が制定されているのか、労働基準監督署は何をしてくれるのかを説明していきました。それから、どちらの言い分が正しいか分からないときや、法律の解釈の基準を決めてほしいときに裁判所がその判断をすることも説明しました。

後半では、契約に伴う責任と権利の話をして、労働契約では、どんな責任と権利があるのかな?ということを考えてもらったり(難しい質問だったけど、ちゃんと答えが出ましたよ☆)、一般の契約では当事者が「対等」に契約をするけれど、労働契約では、力の差があって、だから労働基準法が憲法に基づいて決められていたり、雇入れの条件を「書面」で示さないといけないのですよということもお話しました。

最後に、自分の労働条件をきちんと「書面」で確認してトラブルを予防することと、こんなトラブルがおこったらどうする?という実例をいくつか紹介し、トラブルが起こったときは、どこに相談しましょう・・ということも説明させてもらいました。

今日は、「公民総合」という1年間かかって教える授業の一環として位置づけをしてもらっての講座でしたので、ちょっと欲ばって、いろいろな話を盛り込みすぎたなあぁ・・本当は、2時間は欲しい内容だなあ・・というのが、私の反省です。ですが、担当の先生が、私の伝えようとしているテーマの意図を分かってくださって、このあとの授業の中でフォローをしていただけるとおっしゃったので、あとはおまかせしちゃおうというつもりで、授業をさせてもらいました。生徒さんたちも、すごく聴いてくれていたので、なかなかうれしかったです。

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