« 法教育の実践(追記あり) | トップページ | 4・25ネットワーク »

2005.09.23

1年がたちました

労使交渉の結果、大阪近鉄バファローズの消滅が決定した日。礒部の涙の会見のニュースを見た日。あれから1年がたちました。
去年の9月は、ミサンガを付け、決起集会に行き、御堂筋デモに行き、ドームに行き・・・涙を流し続けてました
バファローズのファンだった人たちは、今、どうしているんでしょうか。オリバのファンになった人。楽天ファンになった人。阪神や他のチームに鞍替えした人。・・・そして、私のように、野球が見れなくなった人。

最近ブログ巡りをしていて、同じ思いをしている方のこんな発言を見つけました。
「人気がない、球場に人がこない、だから経営が成り立たなくなる……/その少なくても必死でそのチームを愛して応援しているファンが、まるで価値のないもののように言われてきました。/むしろ、少ないこと自体をその少ないファンが批難されるという理不尽な目にもあってきました。」

私も、あれはバファローズのファンがリストラされたのだと、今でも思ってます。もうからないチームを応援しているヤツが悪い、お前たちはファンをやめて、よそのチームを応援しなさい(人の気持ちは、そんな簡単なものじゃありません!)、イヤだったら野球ファンをやめなさい・・と。

私は、小学校2年の時、初めてプロ野球を見ました。大阪に引っ越してきてすぐの夏。大阪球場で、南海・西鉄戦でした。阪神ファンの父とキャッチボール、男の子たちと草野球と、野球大好き少女でした。父が工夫して作ってくれた野球ゲームでルールやスコアの付け方を覚え、私にとって野球とは、空気のようなもの、母国語のようなものでした。そんな私にとって、野球のない生活というものを1年前には想像できませんでした。

やっぱり、野球がなくてはと、ひいきの選手がたくさん移籍した楽天を応援してみようと思いました。一人ひとりの選手はガンバッテ!と応援できるんだけど、イーグルスという集団になると、やっぱり応援をしきれません。遠くて試合を見に行けないのも原因です。あの最終戦の最後を見た私にとっては、大阪ドームは敵に占領されている・・という気持ちが強くて、やっぱり足を向けることができません。チームプレーを観戦するのが野球観戦の醍醐味というのがモットーの私にとって、納得のできない日々が続き、パシフィックリーグファンは辞めてはいないけど、最近は、吉田豊彦投手のHPと、narukoさんのブログを見るのがやっと・・という野球との接点になってます。

あまりどのチームに入れ込んで・・ということはなかった私が高校生になって、バファローズというチームを知り、個性が強い選手たちのことが大好きになり、それから27年間、ファンであり続けました。ある意味、初恋の人のような存在だったかもしれません。27年間応援していたチームを奪われた。この気持ちは、誰にも分かってもらえません。あの労使交渉も、振り返ってみれば、選手会の考えとファンの考えの溝を見せつけられた出来事だったのかもしれません。

大阪の街は、今、ほとんど阪神一色です。つい1年前に、バファローズのファンの心をズタズタにして、その上に今のプロ野球があるのだということを、まるで忘れてしまっているかのようです(うちの事務所にも阪神の「オーナー」が一人いますっ!)。みんな喜んでいて、マスコミも大騒ぎ。でも私は、一人で1年前に置き去りにされているような気持ちから抜けられないのです。

|

« 法教育の実践(追記あり) | トップページ | 4・25ネットワーク »